いろいろぶろぐ

いろいろ書き連ねていきます。

月に一度のあいつ

ついにやってきた。月に一度現れるあいつ。数日前から予感はしていた。寝ても寝足りない、止まらない眠気。ネガティブ思考。全身がぼんやりと薄い膜に覆われているようなスッキリしない感じ。そして予感は的中した。

やつが来たことを自覚した途端、腹痛も酷くなる。腹部に鈍痛を抱えながら、どんよりした気持ちで温かい飲み物を飲んで落ち着こう、暖を取ろうと試みる。

もともと健康体の私は、そいつとはいい感じに付き合えていた。カレンダーで予測したその日ぴったりに現れるくらい、そいつは周期を守っていた。

けれど、留学が始まってからはその登場は不規則になってしまった。私自身でも自覚していないようなストレスがあったのかもしれない。丸々二ヶ月経っても現れなかったので心配していたところに、突然顔を出すというような感じ。そして今はまた周期の波に乗り始めている。

厄介者だなと思いつつ、健康のバロメーターにもなっているので、今月も現れてくれてホッとする気持ちもある。そいつとはこれからも付き合っていかなくてはならない。面倒だけれどしょうがない。自身をきちんと労って今月も乗り越えよう。

ホットミルク

なぜか眠れない。小さいときから、そんな夜が年に1、2回くらいあった。

早く眠らなきゃ、と意識しすぎるとかえって目が冴えてしまう。

まだ明かりのついているリビングに向かう。

 

いつも早寝早起きにうるさい父が、黙ってホットミルクを作ってくれた。

温かいミルクにはちみつを少量。

私はそれを受け取り、はちみつがしっかり溶けるように混ぜ、そっと口に運ぶ。

一気に身も心も温まって、落ち着いた気持ちになる。

牛乳を熱したときに出てくる薄い膜の口当たりが少し嫌だった記憶もある。けれど、ホットミルクを飲み干して口をゆすいだ後は、もう寝られる状態になっていた。

心が安心しきって、むしろもうすでに半分寝ているような、そんな感覚。

 

ひとり暮らしを始めて、ある程度自分のことは自分でできるようになった。なかなか眠れない日も、もう自分でホットミルクを作れる。

自立を感じつつ、安心できる昔の思い出のなかで、今日も眠りにつく。

あしたは外に出る

今日(日付変わっちゃったけど)は丸一日、家から一歩も出ずに過ごしてしまった。

やらないといけないこと(ビザの手続きとか学校の宿題とか)に全く手を付けずにNetflixのドラマ"Lupin"に夢中になって一気見してしまった。とても面白かった。原作が読みたくなった。(思えば、以前シャーロック・ホームズは漫画で読んだことがあるが、ルパンはカリオストロの城のアニメしか観たことがない。)

音声がフランス語かつフランス語の字幕をつけて観ているから許されるだろう、という考えで、そこまで罪悪感を抱かずにPCにかじりつくように観た。

フランス語の発音・字幕が本当にちんぷんかんぷんだった最初の頃に比べると、少しは理解できるようになっているなと実感する。これからも引き続き観まくっていきたい。

 

だが、さすがに一歩も外出せずに引きこもっているのは留学生活としてもったいない気がするので、明日は散歩でもしようと思う。スマホを手に入れ、マップにも頼ることができるので、迷子になることを恐れる心配もない。今一番恐れているのは、散財。引っ越しやら何やらで、生活を始める際の初期費用が割りとかかっているのでクレジットカードの明細を見るたびにビクビクしている。しかも、留学をする直前にクレジットカードを持ち始めたので、感覚的にクレジットカードのなんたるかを理解できていないというのもある。為替レートの関係もあって、円安の今はとにかく質素な暮らしを追求するしか、という気持ちだ。お金欲しい。。(切実)

 

とりあえず、散歩はタダでできて、心身ともに健康に良いので、明日はやるべきことをやって、散歩もするスーパーアクティブデイにしようと思う。

 

おやすみなさい。

活動的な日

今日は朝から大学に行って、お菓子を食べながらスーダンエチオピア、イラン出身の学生とおしゃべりした。(オリエンテーションがあるのだと思って行ったけれど、先生の紹介+顔合わせ大会のようなものだった。)

最近は大学の行事でタダ飯、お菓子をたくさん食べられてラッキー!という感じ。

 

初めましての人とはだいたい自己紹介をするのだけれど。

みんな、異国の人だからか名前の発音が難しい。聞き慣れないので記憶に留めることも難しい。確認のために一度発音してみるけれど、別の話題に行った瞬間にもう忘れてしまう。大体、その時交換したインスタグラムのアカウントのユーザーネームを後で見返したときに、ああこういう字で書くのね、というのを再確認する。視覚情報大事。

 

フランスの窓には網戸が付いていないので、夜は特に、部屋の電気を点けていたら虫が入ってくる。この前は大きなハエが入ってきて羽音がうるさかったんだよね~と話したら、日本人が「で、その虫食べたの?」と急にボケ始めた。割りと面白かった。

 

午後は定期券を作りに行った後、銀行口座開設のアポイントを取りに行き、またその後郵便局に行き、日本から郵送してもらってるスマホの安否確認(所在確認)をし行った。荷物は無事に受け取れそうでホッとした。

その後、大学の図書館を少し探索して、友達と映画を観た。映画の後半、割りと感動的なシーンでおじさんの結構大きめのくしゃみが響き渡り、友達が笑った。つられて私も笑ってしまった。

きわめつけは友達が私を「一緒に映画観た☺」って感じでインスタグラムのストーリーでメンションしてくれたのだが、それが私と違った全くの赤の他人だということが発覚し、大爆笑して帰路に着いた。(私と同じ名前の日本人のアカウントを、私だと思ってずっとフォローしていたらしい)

 

今日の学び

インスタグラムのユーザーネームに助けられることもあれば、足をすくわれることもある。何事も慎重に。

 

 

 

交換留学でフランスに来て、早速スマホを失った

大学の交換留学でフランスに来ている。9月から約1年間、憧れのフランスでの生活。

今のところあまりその実感はないけれど、大学の行事ごとに参加して色んな人と交流をするなかで、少なくとも「外国で生活している」感が湧いてきている今日この頃。

 

穏やかな日々のなかでも事件はあるわけで。

到着3日目にスマホをすられた。

街中のマルシェで夢中になって商品を見ているなか、気がつくとお腹付近に提げてあったはずのスマホがなくなっていた。

首から紐で提げるタイプのストラップをつけており、紐部分をハサミで切られて持っていかれるかも、等の危機感はある程度持っていたけれど、綺麗にストラップ部分を取り外されて持っていかれた。

気がついたときには、首から紐だけをぶら下げている格好をしていた。本当に情けない。。

フランス人の友人と一緒にいるから、とすっかり現地人になったつもりだったのが一番良くなかったなぁと今になって思う。

 

私が持っていたのはiPhoneだったので、同行していた友人のiPhoneですぐ「探す」機能を使って位置情報を確認してみたけれど、犯人にスマホの電源を切られており行方が知れず。

もう戻ってこないんだな、とすぐに察した。

その後、友人に連れられて警察署まで行った。道中友人から、スリのことを英語では"Pickpocket"って言うことと、日本人は見た目から現地人とは違うので、まずターゲットにされるのだという学びを得た。

私がいくら現地人のような気になっていても、周りの人には所詮平和ボケした日本人にしか見えないし、何より相手はプロの犯罪者。一瞬の隙も与えてはいけないのだと痛感した。

ぶつかってくる人は怪しい、くらいに考えていたけれど、そもそもぶつかられもしなかったし、他人の手が私の身体に伸びてきていたというのも気が付かなかった。少々他人事のようだが、そのプロフェッショナルさに驚いた。

 

そんなこんなで警察署に着いたはいいものの。「明日は日本語の通訳がいるから。明日来な」と言われ、翌日行くと、「オンラインでの申請が必要だ」と言われ。結局盗難届を出せたのは事件から3日後。友人には本当によく助けてもらった。ありがとうございます。。

盗難届を出せたので、スマホ自体の補償と海外保険の申請をすることができ、一安心。

外国でスマホがないのはきついが、自業自得なのでしばし我慢。

 

まさかこんな急展開でフランスの経験を積むとは思ってもみなかったけれど、本当に勉強になった。これから気をつけて生活していきます。。